こんにちは。造園部の陳です。
6月に入って、日中はすでに夏を感じさせる暑さですが、朝晩はまだ気温が低いので寒暖差がこたえます….
そんなわけで、久しぶりに体調を崩してしまいました。
季節の変わり目ですので、皆様くれぐれもお体にお気を付けくださいね。
ところで、2年ぶりに京都府立植物園内にある花しょうぶ園で栽培管理業務の仕事をすることになりました!!
今、ちょうど見頃なので、ぜひ足を運んでみてくださいね!!
「はなしょうぶ園」は、植物園中心部にある大枝垂桜を取り囲むようにしてあります。池には約150品種5,000株の紫、白、黄、ピンクの色とりどりの花菖蒲が埋め尽くされていて壮観ですよ。
5月半ばから早咲き品種が咲きはじめ、6月上旬から下旬にかけて全体が見頃に、遅咲きの品種は7月初め頃まで長期間にわたって楽しめます。
たくさんある花菖蒲の品種ですが、京都府立植物園には端正美麗な江戸系、優雅な伊勢系、雄大で豪華な肥後系を中心に植栽しています。
ところで、開花時期には「花殻摘み」が始まります!最初の花である一番花(いちばんか)が咲き終わった後に萎れた花(花殻)を取り除くのですが、園内のお客様からどうしてそのような作業をしなくてはならないのか?とよく尋ねられます。それは花殻を摘み取ることによって、再び同じガクから二番花(にばんか)が咲きやすくなるのです。何と、しょうぶは2回も花が咲くのを楽しめるんですよ~
また、花殻がついたままだと種を作ろうとして栄養が種に集中してしまうからという理由もあります。
それにやっぱり、花殻を取り除いた方が綺麗な写真が撮れますよね~~~
6月は菖蒲の他にもアジサイが見頃を迎えますのでぜひ足を運んでみてくださいね。