造園部の馬渕です。
京都市消防局山科消防署による救命講習会に参加しました。
参加メンバーは、弊社を含む京都市左京区、東⼭区、⼭科区他の公園・街路樹案件受託業者の面々。
毎月一度自主的に集まり、施⼯会社として公共業務に係る全員の、安⼼の『施⼯管理』と安全の『施⼯』の実施等を目的に安全会議を実施しております。
救命講習会は、作業中の不測の事態に備えるために企画されました。

普通救命講習では主に次の4点について学びます。
- 心肺蘇生法
- AEDの使い方
- 気道異物除去法
- 止血法
京都市消防局監修のテキストに沿って説明を受けた後、それぞれ実施訓練を行います。


実施訓練は、1グループ5~6人に分かれ行いました。
初めて受講するものも多く、テキストは理解できても、実際にやってみると、互いの気恥ずかしさも少しあり、意外とできません。しかし講師の方に丁寧にご指導いただき、何度も繰り返すうち、しだいに考えながら動けるようになってきました。
今、119番通報をして救急車が現場に到着するまで、10分以上かかるらしく、新型コロナ禍前の令和元年と比べ、約1分強延伸しているそうです。
救護の場面に遭遇したとき、こうした訓練を受けていないと、あたふたしてしまい、ほとんど何もできずに10分が過ぎてしまうかもしれなと思いました。

受講して、改めて知ったことを皆様にシェアさせていただきます。
まず、心肺蘇生法の胸部圧迫では、上半身の体重をかけるようにかなり強めに圧迫します。こんなに押して大丈夫か心配になりますが、適切な位置であれば強く圧迫しても骨は折れないそうです。
次にAED装置についていくつか。
AED(Automated External Defibrillator)装置は心臓を動かす装置だと思っていましたが、逆で、止める装置でした。
急性心筋梗塞などで意識障害に陥ったとき、実は心臓は痙攣していて、動きは止まっていないけれど正常な動きをしておらず、血液を全身へ送り出せていない状態だそうです。AEDによるショックで、誤作動している心臓を一旦止めて、その後胸骨を圧迫したり人工呼吸をして正常な振動に戻すのだそうです。
AED装置は救護者の肌にパッドを張り付け、電気ショックを実施します。衣服を脱がさないと貼れないと思い、救護を躊躇してしまうことも多々あるそうです。倒れているのが女性の場合は特にその傾向が強く出るとのこと。
しかし救護は時間との戦いです。講師の方がおっしゃるには、パッドは衣服の隙間から手を入れて貼ればよいので、ためらわず行って欲しいとのことでした。
装置は接続されてる間、様々な数値を測定しつづけます。ショックを流すタイミングは、測定結果に基づき音声で指示してくれるので、それに従えば間違えることはありません。
止血法では、感染症の恐ろしさも教えていただきました。ビニール手袋やレジ袋等で自分を保護しても、破れてしまうことが多いため細心の注意が必要です。

救急車が到着するまで、意識が戻らないと、救命動作をずっと続けなければいけません。かなり体力を使うと思い一人では難しかもしれませんね。
今回の救命講習会を通じて、応急処置や心肺蘇生法を学んだことで、社員一人ひとりが万が一の場面でも冷静に対応できる力を身につけることができました。講習で学んだ知識と実技は、日常業務だけでなく、地域社会においても大きな力になると感じています。
また、講習終了後には講習修了証が全員に交付されました。これは、確かな知識と技術を習得した証であり、当社が安全を第一に考える姿勢を具体的に示すものでもあります。

皆さまにとっては、安心して働ける職場環境づくりへの当社の取り組みを知っていただくきっかけになれば幸いです。新たにご縁をいただくお客様にも、信頼してお任せいただける企業であることを感じていただければと思います。

Participating in First Aid & CPR Training
We participated in a lifesaving training session organized by the Yamashina Fire Station of the Kyoto City Fire Department.
The training was designed to prepare us for unexpected emergencies during work.
After receiving instructions based on the official Kyoto Fire Department text, we practiced in small groups. Although many of us were new to this, repeated practice under professional guidance helped us gain confidence.
We learned important skills such as CPR, the proper use of AEDs, and bleeding control methods. These practices reminded us how critical it is to act quickly before an ambulance arrives.
At the end of the training, all participants received a certificate of completion, proving that we have acquired essential knowledge and skills. This also reflects our company’s strong commitment to safety in both our work and our community.
Through this initiative, we aim to create a safe working environment for our employees and to be a trustworthy partner for our clients.

急救與心肺復甦術訓練
我們參加了由京都市消防局山科消防署舉辦的救命講習會。
本次講習是為了應對作業中可能發生的突發狀況而規劃的。
課程內容包含心肺復甦術(CPR)、自動體外心臟去顫器(AED)的使用,以及止血方法等。透過實際操作與重複練習,我們學會了在緊急狀況下如何冷靜且正確地行動。
課程結束後,全員獲頒修了證書,象徵我們已具備基本的救命知識與技能,這也展現出公司對於安全第一的重視並非只是喊喊口號。
我們期待這項訓練不僅能提升工作現場的安全性,也能在每個人的日常生活中應對突發裝況的發生、在第一時間搶救生命。