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山科造園本部事務所前-板石改修工事を行いました

2025.10.07

お知らせ ブログ 造園部

こんにちは。造園部の陳です。

このたび、山科造園本部の事務所前を改修し、とてもキレイになりました!!
これまでは砂利敷きの状態でしたが長年、車輌の出入りが続いたことで砂利が減り、地面が凸凹になっていました。特に雨の日には水たまりができてしまい、事務所の出入りのさいは汚れに悩まされたものです。

やはり、事務所は「会社の顔」。そこで、造園部の皆で力を合わせ、玄関前を改修することにしました。

【施工の流れ】
まずは下地となる砕石層をしっかりと作り、水勾配と歩きやすさを考慮しながら水糸を張って水平面の基準を出しました。

今回使用した板石は、いわゆる「規格品」ではなく、形や大きさがバラバラな古材です。配置にはかなり頭を使いました。もちろん、規格品を使えば整った美しさが出せますが、不揃いの板石でつくる味わい深さや、自然な雰囲気も魅力のひとつですね。

施工は真夏の炎天下。焼けつくような暑さの中、時にはゲリラ豪雨にも見舞われながらの作業でした。しかし、事務所に出入りするための唯一の通路であるため、雨の日でもテントを張って工事を進めました。

板石の下にはバサモルタルを敷き、高さを一枚一枚丁寧に調整していきました。少しずつ形が見えてくる工程は、とてもやりがいがあります。ちなみにバサモルタルとはモルタルと比べて水を少なく配合したものです。比較的ひび割れが生じやすい通常のモルタルよりも水分比率が低いためひび割れが起こりにくく安定した下地をつくることができます。

【細部へのこだわり】
最終工程では、板石の目地にモルタルを充填して「山目地」で仕上げました。実はこの作業、見た目以上に手間がかかります。モルタルで汚さないように注意を払いつつ、暑さで乾きが早いため、目地の打設スピードと仕上がりの美しさの両立が求められました。

私も2日ほど目地入れ作業を担当しましたが、背中が焼けるような暑さの中、集中するのが本当に大変でした。汗が板石の上にボタボタ落ちては、すぐに蒸発してしまうほどの気温でした。

もし、皆さまが来社された際に「ちょっと目地が…」と思う箇所があれば、それは私のせいかもしれません(笑)。

【仕上げと環境整備】
板石工事が完了した後は、差し石の復旧と、玄関前に繁っていた笹の切り戻し作業も行いました。思い切って地上部の笹を取り除いたことで、見た目もすっきり、全体の印象が大きく変わりました。

施工前と施工後の様子は、ぜひ写真でご確認ください。イメージがガラッと変わったのがお分かりいただけるかと思います。

今回の工事で、玄関前はモダンな和風テイストに生まれ変わり、出入りもしやすくなりました。

それにしても、笹の生命力には驚かされました。あれだけ地上部に切られていたにもかかわらず、僅か2週間ほどでまた元気な新芽を見せてくれました。いつも笹の中に隠れていたカエルたちも、日光が差し込むようになって、ちょっと驚いているかもしれませんね。

こうして、造園本部の玄関前が新しく、そして美しくなりました。
お越しの際には、是非足元にも注目してみてくださいね。


【Office Entrance Renovation Complete】

We’ve renovated the front entrance of our Yamashina Landscaping HQ!
The old gravel path was uneven and muddy on rainy days, but now it’s beautifully paved with natural stone.

Despite the scorching summer heat (and even some surprise rainstorms!), our team worked hard to complete the project.
The new entrance is not only easier to walk on, but it finally looks like the front of a real landscaping company!

Next time you visit, check out our handiwork!


【造園本部玄關前整修完成