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京都市が進める持続可能な公園づくり『あわいの庭プロジェクト』

2026.11.07

ブログ 茨木春草園 造園部

造園部の馬渕です。

このたび、弊社はパートナー企業2社とともに3社によるJV(共同事業体)を結成し、京都市の「市民協働型公園管理手法検討業務」をスタートすることになりました。

このプロジェクトの通称は「あわいの庭」。

「あわい」とは、はっきりとは分かれていない、境目のあいまいなところを指す古語です。行政が手入れする公園でも、誰かひとりの庭でもない。その”あいだ”に、みんな(OUR)で育てる庭をつくれないか。それが「あわいの庭」です。

私たちが普段、散歩を楽しんだり、子どもたちが元気に遊んだりしている身近な公園。京都の街にある公園の多くは、弊社のような公園管理指定業者が行う専門的な管理作業に加え、「公園愛護協力会」をはじめとする地域のボランティアの方々の日常的な清掃や草刈りによって美しく保たれてきました。しかし近年、公園管理を取り巻く環境は大きな変化の時期を迎えています。

  1. 地域コミュニティの高齢化、弱体化、新しい人の関わりがない。
  2. ボランティアの高齢化と人手不足
  3. 高まる維持管理ニーズとのギャップ
  4. 2と3により、行政の維持管理予算が増える一方
  5. 市民と行政・造園業者の関わりが薄い。

こうした課題を解決するために京都市が打ち出したのが「市民協働型公園管理手法検討業務」です。従来の負担の大きいスタイルから一歩進み、持続可能な新しい関わり方を実験的に検証していく取り組みです。

公園を利用されている方々や、周辺住民、これまでボランティアに関わりのなかった世代の方に呼びかけ、公園や植物に親しみを感じてもらえるような工夫やイベントを通じ「公園を自分たちの場所として育てる楽しさ」を体験していただいきたいと考えております。

  1. コミュニティ菜園に挑戦
  2. 造園職人にお手入れを学べるワークショップなど様々なイベントを開催
  3. 誰もでもいつでもお手入れができる「お手入れセット」設置
  4. 公園の落ち葉や刈草でコンポストをつくり園内循環させる

これらの取組みを通して、公園を自分たちの場所として育てる楽しさにつながれば最高です。

私たち造園会社が担う剪定や薬剤散布などの「プロによる安全・安心な維持管理」と、市民の皆様が無理なく楽しみながら参加する「愛着を育む日常の管理」。このふたつがうまく噛み合うことで、公園はより魅力的でキレイが続く「持続可能」な場所になるのではないでしょうか。

  1. 地域コミュニティの活性化
  2. 自治会や公園愛護会の担い手の確保
  3. 京都の公園価値を高める
  4. 京都の造園技術の継承と向上

公園が「ただ通過する場所」から「世代を超えて人々が集い、ゆるやかにつながる場」へと変わっていきます。無理のない管理手法が確立されることで、街の貴重な緑や生態系が将来にわたって守られていきます。住民の目が行き届いた活気ある公園は防犯面でも効果をもたらしそうです。

これらの活動を育てるのは、京都市内のふたつの公園。山科区の「柴山東公園」と左京区の「上終公園」です。このふたつの公園で色々な取り組みを実験的に重ね、将来につなげていけばと考えています。

柴山東公園では既に活動を開始しており、10月に入りイベントを2つ行いました。次回のブログでは、その様子を詳しくお伝えします!

公園は地域のみんなで育て楽しむ共有の財産です。この挑戦はこれからの時代の「持続可能な公園と地域のあり方」を示す大きな一歩となるかもしれません。

弊社も京都市の指定業者として単に作業をこなすだけでなく、地域のみなさまが安全に、そして親しみを持って利用できる公園環境づくりをこれからも技術で支えてまいります。

ぜひ新しく変わりつつある公園の緑や取り組みに注目してみてくださいね!

  「あわいの庭」公式サイト https://awainoniwa.com

   詳細情報を掲載。活動記録を随時更新してまいります。参加方法などもご覧いただけます。

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