こんにちは。造園部の陳です。
新年度を迎え、慌ただしい日が続いているかと思いますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
気づけば、もうこんな時期に!
毎年恒例の「母の日大作戦」を迎え、生花部の明るい若手社員達と一緒に楽しく仕事をしました。
見渡すかぎり大量のお花が!!!!!鮮度の良い状態を長く保つため、すぐ水揚げをします。
⊛水揚げとその必要性
植物は本来、根の力を借りて水を吸い上げています。ですが切花は、根から水を吸い上げることが出来ないため、水を吸い上げる力が弱くなっています。うまく水を吸い上げられないと、お花や葉から蒸散といって水分が空気中に出ていってしまい、次第に水不足になっていきます。
そこで、切り口を切り戻したり、ときには割ったり叩いたりして水を吸い上げやすい状態にすることを「水揚げ」と呼びます。
以前のブログでもお伝えしましたが、 生花部にとって母の日は一年を通じて最大のイベントです。この日のために準備や資材搬入などでバタバタし始めるとああ、またこの時期がやってきたなあと実感しますね。調べてみたところ、花を扱う企業の中には年間売上の40%位を母の日で占めているところもあるようです。逆に忙しすぎて母の日に力を入れないという花屋さんも少なくないみたいですね。
母の日はちょうど造園部が繫忙期に入る前なので、こちらの後輩達を連れて手伝いに行きました。
今年で3年目なので、作業の流れやお花を挿すコツなどはある程度分かっています。以前のように慣れない作業でお花を折ってしまったりと無駄な時間を費やしてしまうことはかなり減りました。(笑)
毎日の出荷分に合わせ、ノルマがあるので その日のうちにノルマを達成していなかったら どんどん作業が遅れていってしまいます。なので、 どうしたらより作業をスムーズにできるか色々と工夫しました。
今回、特に気づいたことは一緒に仕事していたベテランさんの心構えです。
仕事は早くて、丁寧!本当にすごいです。両立させるのが決して簡単なことではないと思います。
どんなに丁寧な仕事をしていても、時間が掛かり過ぎたらプロとは言えません。逆に、いかに仕事が早くても雑にしてしまってはいけませんよね。 お客様に提供できませんし、せっかくやったことも無駄になってしまいます。
品質の確保と時間の短縮化というジレンマを抱えるこの作業・・それをクリアできるのはプロの仕事だと思っています。プロになるにはどうしたら良いか?それはプロの方の仕事をよく観察することです。
とはいえ、なかなかプロにはなれませんよね。ベテランさんの作業を見て次のようなことを心掛けました。
・一回で正しい位置に挿すこと(手直し作業を減らす)
フラワーアレンジメントに用いる、お花を長持ちさせるためのフローラルフォーム(オアシス)というのがありますが、そこに位置調整で何回も繰り返して挿さないようにします。それをやってしまうとオアシスにどんどん穴が空いていって次にお花を挿す場所がなくなってしまうのです・・
・チームワークの効率を最大限にアップ
母の日のアレンジメントは流れ作業で進みますので、次の花をどこに挿すかを考えて場所を空けます。そうしたら 次の人も手直しせずに進められるし、全体の作業時間を短縮することができます。
さすがに3年目ともなると慣れてきて今年はだいぶ効率よく作業ができるようになったと思います。
大変でしたが、やりがいがありました!お客様のもとへ届いたときに喜んでいただけると嬉しいです。直接お客様にお会いすることはありませんが、仕事を通じて誰かが笑顔になってくれたらと思うとやる気が出ます。
ついに今年の母の日も終了!
手伝いにきてくれた皆、お疲れ様でした!そして、ありがとうございました。
また来年、元気で会いましょう~