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関西(京都)、関東(東京)のお正月飾り

2025.01.11

ブログ 施工事例 生花装飾部 茨木春草園

こんにちは。造園部の陳です。
皆様、年末年始はゆっくり過ごせましたでしょうか。

関東では既に松の内が明けていることでしょうが、京都では門松を置いているところがまだまだ多いですね。
そもそも、門松と聞いて 皆様が思い浮かべるのはどのようなものでしょうか。

日本に来てずっと関西で暮らしている私が今年初めて東京で年始を迎え、
そこで門松の違いに驚きつつも楽しみながら色々見比べてみました。

まず、弊社で例年作っている門松を見てみましょう。

ディスプレイ部のスタッフたちは松や南天のバランスを見ながら門松を組み立てていきます。

こんな風に華やかでハボタン、南天や金・銀柳を飾り付けるのは一般的なことだと思っていましたが・・・

次の写真は東京で見かけた門松です。
あれ!!色味があまりなくて、華やかさには欠けますが、シンプルで落ち着いた感じの門松がほとんどでした!
こういう文化の地域差はとても面白いですね。

調べてみると
関東地方の門松は竹を3本にまとめ、その周りに若松を配置、「わら」で一周まくのが一般的です。
一方、関西地方は全面に葉牡丹、梅老木や南天、熊笹を飾り、「竹」で巻くスタイルがよくみられます。

また、松の切り方にも違いがあります。
関東は竹の節目に真横に切る「節止め」、「寸胴切り」という作り方が多く、
関西は竹を斜めに切り落とす「そぎ切り」が多くなっています。

昔は「そぎ切り」の門松を飾る家は武士や侍の家が多く、飾りつけも華やかなものが多くみられました。
もともとは徳川家康が三方ヶ原の戦いで武田信玄に負けた際、門松の竹を信玄の首に見立て斜めに切ったことからはじまったという説もあります。
現在では「そぎ」の切り口が人の笑顔に見えることから縁起が良く、ここから「笑う門には福が来る」と言われています。

よくよくみると、今まで関西で見た門松は豪快に笑ってるように見えますが
東京で出会った門松はちょっと笑いを控え、やさしく微笑しているように思いませんか?
(門松で県民性が出るのでしょうか?笑)

ちなみに、お正月飾りのしめ縄も違いますね!

お正月飾りは、毎年あちこちで飾られていますが、日本人の皆様にとって当たり前の風景であまり意識して見たことがない方も多いのではないでしょうか。
台湾のお正月文化とは全然違いますので 、私から見るとやはり新鮮で興味が湧いて来ますね。
ということで、私もしめ縄を買って自分の家に飾りました!年末、チャリで京都の街中にあるお正月飾りを探しにあちこち行ってもみたのですが、それぞれ見比べてみるととても面白かったです。
飾り物によって、いろいろな意味が込められていたり、様式が異なっていたりと、興味深いものですね

東京では門松よりもお正月飾りに衝撃を受けました。伊勢エビが乗ってます!!
シンプルな門松と違ってみんな豪華で迫力のあるものばかりです。
健康長寿を象徴する縁起物の伊勢エビは、おせち料理だけでなく、正月飾りでも抜群の存在感がありますね!!

正月飾りは幸福な一年になるようにと願いが込められた縁起物です。
ひとつひとつの意味を紐解いていくと、さまざまな学びや発見がありますね。
年が明けたばかりでなんですが、一年の終わりに「今年もたくさんの出会いと学びがあり、濃い一年だったなぁ」と思えるように毎日をギュッと充実させたものにしてゆきたいと思います。


新年快樂! 日本已經過完年回來上班了~台灣的大家現在才開始要進入過年模式對吧。(好羨慕~真想再過一次年!笑)
今年選擇留在日本迎接新年!除了跟朋友在寒風中排了三小時的隊進去八坂神社初詣外,
年末也到東京跟親戚一起過。總是很熱鬧到處都是人的東京,在新年期間顯得格外清靜!!我很喜歡這樣的東京。
年末在公司參與了門松(KADOMATSU)的製作與配送,我一直以為全日本的門松都差不多這個樣子,到了東京也驚訝的發現原來如此不同。
查了許多資料了解到這代表著兩地的歷史背景與縣民性格,這讓身為外國人的我感到很有趣。
雖然同是日本人,但關西自古就是商業活動繁盛,在裝飾與顏色上都會相較關東地區來的鮮豔與吸睛。在門松上就會運用許多有顏色的植物,像是南天竹或是葉牡丹來增加變化,而東京的則會看起來比較簡約高雅,各有各的美~
縣民的性格方面,關西人也常常被說比較有幽默感,也有福氣會跟著笑一起來的說法,因此近年,關西地區的門松會故意將斷面切在竹節處,讓它看起來就像在笑一樣。而這次在東京遇到的門松都讓我覺得笑得好內斂喔!咪咪笑這樣。
大家如果有機會在新年期間來日本玩,不妨近距離的觀察看看不同地區門松的變化喔!!


Kadomatsu is the purpose of these decorations is to welcome ancestral spirits and Shinto deities for the New Year. The kadomatsu is considered temporary housing for the spirits and by honoring and receiving them in this way, it is thought they will bring a bountiful harvest and blessings for all.

During the year-end and New Year’s holidays, various types of kadomatsu decorations can be seen in Japan. The major difference is the cut edge of the bamboo. One style is horizontally cut, which is the original one.
The other one is an oblique cut, much like being slashed with a sword. This style is said to have been started by the first Tokugawa shogun. When he lost a battle during his career, he slashed a bamboo instead of his rival, and wished for a win in his next battle.

If you stay in Japan during the year-end and New Year’s holidays, enjoy the various kadomatsu decorations you will come across!