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石灯籠立て直し

2023.10.18

ブログ 造園部

こんにちは。造園部の陳です。

今回は、年月を経て傾いてしまった燈籠を再設置した際の様子をご紹介します~


石灯篭はご依頼主のお爺さんの時代からお庭にあります。長い年月の間に、土地の表面の粒子が細かい土になっていき、ぬかるみやすくなったのが原因で傾いてしまったのではと思われます。


写真を見るだけで前に傾いてることがわかりますよね!ささいなきっかけで倒れてしまう危険性があります。

石灯篭の大きさは5.2尺(約1.6m)あります。
そのような巨大な石を手で持ち上げることはできないので、チェーンブロックで吊り上げての作業となります。


まずは燈籠の解体です。再設置する際に組立部分がずれないよう各部分にテープでマーキングし、各パーツで固定されていたセメントを取り除きます。

そして、新しい基盤を作り!水平器でしっかり平らになっていることを確認してから設置し、玉石・砕石と土砂を順番に入れて傾かないように土台を締め固めます。

新しい基盤ができたら、灯籠の再設置です。下から順番に地輪、柱、受鉢、火袋、笠、宝珠を組み合わせます。

これで、先代より受け継がれた灯篭の復旧が完了しました。


今回の仕事を通じて、灯篭を吊り上げる際の紐の結び方や土台の締め固め方法など色々勉強になりました。やはり、机上の勉強よりは実体験ですね!石灯篭の組み方は何回も本で読みましたが、いまいち理解しきれないところがあり・・実際に作業してみたら「なるほど~」ようやく理解できたなぁと思うことが何回もありました。

それでは、いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。
次回のトピックは何でしょうか?お楽しみに~!